映画「ゆきゆきて、神軍」の奥崎謙三さん死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0626/003.html
より

合掌

2005年06月26日18時12分

 奥崎 謙三さん(おくざき・けんぞう=元日本兵)が16日死去、85歳。自宅は神戸市兵庫区

 元日本兵が上官らの戦争責任を追及するドキュメンタリー映画ゆきゆきて、神軍」(87年、原一男監督)の主人公などとして知られていた。

 兵庫県出身。太平洋戦争中、ニューギニア戦線に陸軍1等兵として従軍。戦後は神戸市内で自動車部品販売業を営む一方、天皇や旧陸軍時代の上官の戦争責任を問う過激な言動を繰り返した。

 69年1月、皇居の一般参賀昭和天皇に向けてパチンコ玉を放ち、暴行罪に問われて服役。83年には衆院選に立候補。この際、広島県の元上官宅を訪れ、応対に出た長男に拳銃を発砲して重傷を負わせ懲役12年の判決を受けた。