光触媒を農業に活用、トマトの水耕栽培で実証 東大など

http://www.asahi.com/life/update/0712/009.html
より

 空気清浄機や汚れにくいガラスに使われる光触媒を、農業にも活用――光をあてると有機物を分解する光触媒の能力を、トマト水耕栽培の養液の浄化に利用する研究を、東京大や神奈川県農業技術センターなどが進めている。3年間の実証実験で、浄化しない場合に比べて収量が多いことが確認された。

 温室のトマト水耕栽培では、窒素やリンなど無機肥料を水に溶かした養液を使う。主な培地は無機質の人工繊維だ。

 効率よく苗を育てるために養液は掛け流し方式で使われ、通常2〜3割は苗に吸収されずに捨てられる。使い終わった培地は産業廃棄物になる。