普及材料から熱電変換素子…名大など開発に成功

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070122i501.htm

成果は21日付英科学誌「ネイチャー・マテリアルズ」電子版に発表される。従来の素材に比べ2倍の発電性能があり、エンジンの排熱を利用して発電するハイブリッド車など、幅広い分野への応用が期待される。

 研究チームは、容易に手に入る「チタン酸ストロンチウム」という絶縁体物質に、微量の金属元素を混ぜた半導体を作成。これを厚さ1000万分の4ミリの薄い膜に加工し、チタン酸ストロンチウムにサンドイッチのように挟み込んだ。

 新素子は人体に無害。融点が2080度と、600度前後で溶ける従来型に比べて高く、約700度に達する車のエンジン排気熱にも耐えるという。

 熱電変換素子は熱を加えると電流が発生し、外から電流を流すと冷える性質がある。体温と外気の温度差で発電する腕時計や、小型冷蔵庫の冷却源などに応用されている。これまで鉛やビスマスアンチモンなどの重金属が原料として使われてきたが、埋蔵量が少ないうえ、毒性が強く、大規模な利用が難しかった。


すごい技術かも。効率が飛躍的に上がれば、完全静的固定発電機となるぞ!!!