軽くて割安、段ボールのダクト開発・発売

http://www.asahi.com/special/070110/TKY200704280250.html

 段ボール大手のレンゴー大成建設、栗本鉄工所は、段ボール製の空調ダクトを共同開発し、発売した。空気を通す管状のダクトには、亜鉛めっきを施した鉄板を使うことが多いが高い。段ボールだと、割安のうえ軽くて設置が楽だという。

 この商品は「コルエアダクト」。厚さ8ミリの段ボールにアルミ箔(はく)を張った「不燃段ボール」を使う。重さは1平方メートルあたり約1キロで、鉄板の5分の1。板状のまま運び、設置現場でダクトに組み立てる仕組み。

 輸送と設置を含めた総費用は、重くて輸送時にかさばる鉄板製よりも3割前後安いという。段ボールには古紙を7割以上使っており、環境にも優しい商品として事務所やスーパー、工場などへの普及を目指す。