ドッペルゲンガー Doppelgänger

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ドッペルゲンガー」という言葉を知っている人は多いだろう。
 ドッペルゲンガーはドイツ語で、英語でいえばdouble、要するに自分そっくりの分身のことである。ドイツの伝説では、ドッペルゲンガーを見た者は数日のうちに必ず死ぬ、といわれているのだそうだ。しかも、このドッペルゲンガー、作家たちの創作意欲をいたく刺激する題材らしく、ポー「ウィリアム・ウィルソン」、エーヴェルス「プラーグの大学生」、ドストエフスキー「二重人格」(このタイトルは誤訳で、正しくは「二重身」とすべきである)などなど、錚々たる作家たちがドッペルゲンガーを扱った小説を書いている。
 西洋だけの伝承かといえばさにあらず、中国にも「離魂病」の伝承があり、「捜神後記」にはこんな話が載っている。外出した夫が、もう一人の自分がまだ床に寝ているという妻からの知らせを受け、帰ってみると確かに自分が寝ている。その姿をそろそろとさすっていると、だんだん朦朧となって、ついに消えてしまった。それ以来、夫はわけのわからない病気にかかって死んでしまった、という。


どうだ!将棋界でもこんなのにHINTを得て、何かやってみては?