電気部品劣化するもの

電気部品の話。

電気部品は、以下の2つに大別できる。

  • 使っていると劣化する
  • 使わないでいると劣化する

この2つのは、要するに「過ぎたるは及ばざるが如し」というわけで、使いすぎも劣化するが、使わなくても劣化するというものである。

やっかいなことに、そういう両方の性質を持つ顕著なものに電解コンデンサがある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B5

アルミ電解コンデンサ
大容量が得られ、電源回路の平滑用・時定数回路用に使用される。誘電体としては、アルミニウム電極(通常はアルミ箔)表面に形成した酸化被膜を用いる。誘電体層が非常に薄いため、大きな容量を得ることが出来る。通常、酸化被膜を形成する前にエッチング処理を施して表面を荒し、微細な凹凸を作製して表面積を稼いでいる。酸化被膜表面に隙間無く対向する電極を密着させることが困難な為、電解液を含浸した紙を挟み、空隙を埋めている。酸化被膜を形成した側の電極を他方の電極より低い電圧(極性を逆)にすると、電気化学反応により誘電体膜が破壊され使用不能になるとともに、素子が破裂・発煙する場合がある。

使わないで居ると、化成が破壊されショートした格好になる。最悪のケース、回路全体に影響を及ぼして、全部だめになる。
通電していると、再化成というか自己修復というか、そういう機能が働く。かといって、使いすぎでも、経年劣化する。

なんともやっかいな部品である。。。。