BossMaster 使って1年での感想

そのうちにちゃんとまとめてみたいと思うが、以下駄文。

まず、NHKのAM 第2放送を録音して勉強したいと思う人は多いと思う。しかし、AM ラジオを録音することは意外と難しい。

PCの自動録音ソフトとAMラジオがあればいいのではないか?と思う人が多いかもしれないが、PCのノイズを拾ってしまい、聞くに堪えない録音品質となってしまう。

つまり、ラジオの録音とは、やはり、そういったノイズ対策がとっても重要となる。

個人の工夫だけでやるのには限度がある。そういう意味で、BossMaster はとても素晴らしいと思う。ビデオの録画と同じくらいの手軽さで、予約録音ができる。

しかも、ビデオの録画より優れている?のが、SDメモリーカードにそのまま録音できること。

認識できるSDメモリカードの容量の最大値が512Mbyteであるが、ラジオの録音としては、十分な量と思う。

SDメモリーカードには、既にMP3で録音されているから、PCへコピーすればいい。その後、シリコンオーディオに転送すれば良いので、とても簡単である。



TVではなく、ラジオを録音する装置としては、値段が高い(約4万)という意見もあるが、自分は、ここまで機能がしっかり作られていて4万円というのは適正な値段とも思う。

特に、NHKのラジオの語学放送を聞くということを考えると、すぐもとが取れると思う。
本屋さんで、NHKの語学放送のCDが売られているのだが、1ヶ月あたり1200円くらいする。語学放送はだいたいの場合、半年とか続くので、半年分で、7200円である。

しかも、この7200円というのは、1つの番組だけであり、3番組分、CDを買っていたら、それだけで、半年で、21600円になる。1年分聞けば、もう、もとが取れるのである。

しかも、CD を買っても、それをシリコンオーディオに転送するためには、MP3等へのエンコーディングが必要である。そんなのいちいちやってられない。

しかも、1つの番組だけであっても、CDを買ってしまうと、そのうちCDの山になることは見えている。

としておけば、そんなCDの山になることも無い。

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それに、NHKだけでなく、放送大学も面白い。放送大学は、とてもいい授業を只で、放送してくれている。聞いているだけでエキサイティングな授業もけっこうある。また、特別講義と言って、ある分野の専門家の先生に来ていただいて、それこそ「特別」な講義をしてくれているものもある。
インターネットや、本等ではなかなか得にくいまとまった内容の事柄を、なんと45分という短い時間で要領よくまとまったお話が聞ける。
たとえば、自分がいいなと思った講義では、

  • ダニについての講義
  • Tronの坂村先生の講義
  • 畑村先生の失敗学の講義
  • 能についての講義
  • ミトコンドリアについての講義
  • 脳の中の心(前頭葉)についての講義

等がある。
分野はバラバラだが、それも、特別講義ならでは、のいいところ。どれもとても面白かった。

まとまってお話が聞けるということ以外にも、先生の肉声が聞けるというところもいいと思う。

自分はかねがね、耳学問、というのも大事だと思っている。インターネット全盛の今の時代、だいたいの情報は、目でブラウズすることができる。

このこと自体は、とても便利で、簡潔で良い情報入手手段だとは思っているが、目ばかりによる情報入手や頭の整理ということだけでなく、その前の段階としての耳からの情報入手=つまり耳学問も大事だと思っている。

耳学問の重要性については、また、機会を改めて書こうと思う。